今日は、お得情報ではなく社会派。
…それほどのものではないのでお気楽に。
一部のファミリーマートで、こんな掲示が始まったという。
「キャッシュレス決済は店舗手数料負担が極めて大きくなっております。現金・ファミペイでのお支払いをお願いできれば幸いです」
フランチャイズ店舗が暴走しているわけでなく、本部が作っているらしい。
店舗側に同情的な人もいるようだが、それも含めてポイ太郎は不快でならない。
コンビニは一つのシステム。買い物だけでなく、配送、出入金、公共料金、チケット、住民票、印刷等ありとあらゆる用途で人が出入りする。
社会的使命を帯びたインフラでもあり。
構築されたインフラの中で利益を上げたり上げられなくて廃業を余儀なくされたり。
本部から大量の恵方巻きを押し付けられ、貴重な利益を吸い取られたり。逆らって嫌がらせに、ドミナント戦略の触れ込みで新たな店舗を建てられたり。
まあ、いろいろあるし、ときに社会問題化して改善されるときもあり。
それにしても今回の「現金お願い」は極めてズルいな。
構築されたインフラの中で、システムに則った決済をすると店舗にイヤな顔をされるわけだ。
店舗を擬人化したら、フキハラ、つまり不機嫌ハラスメントだ。
客に精神的負担を掛けて、手数料を削減しようという作戦。いやらしいにもほどがある。
根拠ないルールを使って人を支配しようと試みる点において、ポイ太郎はこんなニュースを思い出した。
「敬老者が乗車します」置き紙で電車席16人分を占拠 批判受け仙台老人ク連合会が謝罪(J-CASTニュース)
ずいぶん昔のつまらんニュースを覚えているものだ。
このニュースは社会から断罪されたのに、今回は同情する人もいる。わけわからん。
「知り合いがやってる店で、手数料負担が悪いから必ず現金で支払うようにしている」なんて、ヤフコメあたりではよく見る。
好きにすればいいが、その行為を正義であるかのように語らうのはいかがなものか。
そもそもキャッシュレスを導入したのは店舗の側。コンビニFC店舗については確かに自分で選択する余地はないが、でも本質的には一緒。
キャッシュレスインフラの確立された仕組みの中で商売始めておきながら、それと矛盾する要素で利益を残そうという卑怯さ。
13日までJ-Coin Payで10%還元があり、ファミリーマートも対象店舗だった。結局ここでは使わなかった。
ポイ太郎の場合、セブン-イレブンに行くと、セブンアプリと三井住友カードスマホタッチ決済で常時13%還元だからである。
ファミマの商品は好きですけどね。
ともかく10%還元の機会も、店舗が気の毒だから放棄しろって言われることになる。ご冗談を。
ポイ太郎は日常的に「現金でお願い」なんてレベルの議論とは遠く隔たったところで勝負しているのです。
葛飾区なんて、QRコード決済還元の際は中小企業経営のコンビニも対象になる。15%還元も放棄しろってか?
ちなみにいつも書いてるが、ポイ太郎はファミペイは結構使う。ただしファミマでは、200円未満の飲み物購入のときだけ。
近所にセブンやローソンがあるなら、ファミマはあまり使いたくない。
ちなみにファミペイではたまに、お酒がタダになるクーポンくれる。年間で1,500円ぐらい利益にありついてるのでは。
これも言ってみればお店が気の毒だから、使っちゃいけないことになるんじゃないですか?
ともかくせっかくのインフラをないがしろにするような誤った運動は願い下げです。