還元率が高い「だけ」のカード…リクルートカードに期待しすぎるもんじゃない


三菱UFJニコスからカードが届いていた。更新カードである。

リクルートカードのMastercard。持って5年経ったわけだ。

更新カードなのに、デザインが以前とまったく一緒。いまだにカード番号が浮き上がっているエンボス加工。

そして、カード券面にタッチ決済がない。

今どきちょっと恥ずかしい。

このカード、世間で還元率を争う際には必ず名前が出てくる。通常1.2%

だが、そんなに大したカードではありません。憧れるのはやめましょう。

リクルートカードVISA、Mastercardは入会キャンペーンをやってない

5年前、ポイ太郎が加入したときは、VISAおよびMastercardも入会キャンペーンをやっていた。

少なくともここ3〜4年はやっていないと思う。JCBだけ。

入会キャンペーンのないカードにわざわざ入会したい? まあ、その価値はないでしょう。

JCBのほうは、6,000円の入会キャンペーンがあり、ただしこのうち4,000円相当が携帯電話の引落しである。

週末になると2,000円アップするというのがパターン。

最近、携帯電話は系列のカードで引き落とす流れが主流になっている。それでも一時的に系列カードを外してリクルートカードにすればいいわけだ。

リクルートカードの還元率は、増えない

このたび私が打ち切りを食らった金融メディアでも、リクルートカードは大人気。

もちろん1.2%という数字のおかげ。だけど、この数字はこれ以上増えない。

リクルートカードは、カード直接払いで1.2%となるカードであり、それだけなのだ。

チャージに使っても、ほぼポイントが付かない。

正確にいうと、次のものはある(月3万円まで)。

  • VISA、Mastercardから楽天Edyにチャージする
  • nanacoチャージサービスが終わる前に設定していた会員は、引き続きnanacoチャージでポイントたまる

リクルートJCBなど、モバイルSuicaにチャージしても0.75%しか付かない。

この点、VISAおよびMastercardのほうが優れていそうに思う。

楽天EdyをリクルートカードのVISA、Mastercardで使うと1.7%となる。現に使っているユーザーなら、この数字は嬉しい。

楽天Edyから楽天キャッシュへの等価交換ルートもあるし。

とはいえ、楽天Edy使います?

モバイルで楽天Edyを使えるのはAndroidだけ。iPhoneに対応していない楽天Edyはすっかり電子マネー界において、軽い存在となった。

結局リクルートカードがその機能をフルに発揮するのは、公共料金引落しだけではないか。

リクルートカードは、エポスゴールドカードの下位互換にすぎない

年会費無料で1.2%の還元率は目立つように思える。

しかし年会費無料で1.5%の還元率になるカードがあったらどうです?

エポスゴールドカードがそれ。インビテーションを受けて、あるいは1年間で50万円使えば年会費永年無料。

エポスゴールドカードは、年間100万円使うことで実質還元率1.5%のカードとなる。

そしてエポスゴールド、「選べるポイントアップショップ」に登録した3店舗(公共料金も)はポイント3倍である。年間100万円利用を前提にしていれば還元率2.5%

さらにエポスは、チャージでポイントのたまらない例のほうが少ない。

リクルートカードからのルートのない、au PAYにだってチャージしてポイントたまる。

これでは、エポスゴールドユーザーのポイ太郎が使わないのは当たり前。

リクルートカードを利用したポイ活

ポイント1.2%で頭がいっぱいの人は、還元率が高いのだからそれでいいと思う。

しかし、年間20万円引落しをしたとして、還元率1.0%のカードとの差は、実に400円相当でしかない。

リクルートカード(VISA、Mastercard)はこの程度のカード。だが、普段出番がないからこその、ポイ活の使いみちがあるのだった。

年間2回ほど実施されている、三菱UFJニコス共通のリボ払いキャンペーンである。

現にリボ払いを設定していない人なら、毎年1回は参加できる。毎年キャンペーンに挑み、キャッシュバック2,000円をもらってリボ払い設定を解除し、そしてまた参加するのだった。

リボ払い(楽Pay)を月3万円で設定し、公共料金を移して合計1万円使う。これでOK。

普段使っていないのが功を奏する。

1万円使うだけだからリボ手数料を支払う必要はない。

20万円公共料金を支払っても差し引き400円の得。しかしリボ払いにより休眠カードで2,000円の得。

ポイ太郎にとって、これがリクルートカード唯一のメリット。

三菱UFJカードでも同じキャンペーンはあるのだが、このカードは常にオオゼキ・オーケー等でフル活用していて、リボ払いを設定しっぱなしなので参加できない。

あとはもうひとつ、キャッシングのキャンペーンにも挑めるが、これはやらないと思う。

キャッシングでポイ活! 三菱UFJカードで借りて当たる(と思います)

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